俺ガイル感想垂れ流し(Twitter)

(ただのツイートまとめなので前後の文章の繋ぎはガバです)

俺ガイル3期まで全部観終わった
別に嫌いな作品ではないけど終わり方はもうちょっと重苦しくあってほしかったなっていう個人の感想

いや、ハッピーエンドであることは全然嬉しいんだけど、2期·3期かけてあれだけ色々重苦しく考えてきたのに最後そんな簡単に終わらせちゃってええんかって気持ちにはなった

「奉仕部3人が目指した『本物』の関係って何だ?」っていう問に対して平塚静が示したあの答えは全く間違ってないしその通りだと思う
その答えのおかげで、結果として奉仕部の関係が終わらず全てが丸く収まったわけだしね

でも何かただの思考停止にも見えてしまったのよ

いや、もちろん最適解ではあると思うんだけど、アニメ1クール分の尺を使ってまで頭を悩ませた問題なんだから、それが視聴者が納得できるようなものでなかったとしても『本物の関係とはこういうものだ』っていう答えをしっかり言語化して打ち出してほしかったって気持ちがどこかにある

だってそうじゃなきゃ八幡が涙ながらに「『本物』が欲しい」って訴えたことも、雪ノ下陽乃が自分が20年間手にできなかった『本物』を奉仕部に求め続けてたことも、全部無駄になるような気がするから





でも、ちょっと思ったんだけど、雪ノ下陽乃は最後まで『本物』の存在に懐疑的だったんだよね
「『本物』が存在するとは思えないけどもし存在するなら見せてほしい」っていうスタンスだった
ちょっと錯覚してたけど、奉仕部と敵対関係にあった雪ノ下陽乃ですら『本物』を言語化できてないんだよな

だから結局の所、簡単に言語化できるような『本物』の関係なんて存在しないし、雪ノ下陽乃がそれをずっと奉仕部に求め続けてたこと自体がそもそも間違いだったっていうことなんだろうか


『本物』の関係を見つけなければならない
『偽物』の関係を終わらせるべき
『自分らしい自分』にならなければいけない
共依存』は良くないから自立しなければならない

そんな問題に振り回されて、答えを見つけるために四苦八苦して、一時は奉仕部の関係を終わらせることが最適解なんだって結論になったけど

結局は平塚静が最後に示した答えによって『幸せ』を勝ち取ることができた

言語化できる『本物』なんて見つからなかったし
雪ノ下雪乃比企谷八幡に頼ることをやめられなかったけど、それでも全員が心の底から『楽しい』と思える幸せな関係を手に入れられた

この結末が初めから作者の目指した『俺ガイル』の到達点だとしたら、正直舌を巻くしかない

俺はてっきり「その先にどんなに悲しい結末が待っていたとしても、ラブコメにありがちなワチャワチャした共依存の関係を抜け出して『本物』の関係を掴み取る物語」っていうのが俺ガイルの主題だとばかり思ってたから、まさにしてやられたっていう気分

俺ガイルってのは「『答えが存在しない問に対して明確な答えを得ようと四苦八苦する』、そんな思春期の高校生たちの苦悩やそれに伴って変化する複雑な人間模様や恋愛関係を描いた、真の青春ラブコメ」だったんやな

深い


まぁ、つまるところ雪ノ下陽乃は奉仕部に越えるべき壁を提示し続けてた存在ってわけじゃなくて、八幡と同じ目線でただただ『本物』を追い求め続けてた1人の女性だったんやな

うわぁ、これはメインヒロインですね
間違いない…
(雪ノ下雪乃って誰だよ)

数年後、八幡の成人式が終わった後に陽乃と八幡が2人だけで飲みに行って「やっぱり私たち酔えないね」って笑いながらしっとりお酒飲むSSが読みたい


(何か書きたいこと見つかったら追記します)